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陶芸家
平成28年度(2016年度) 修士課程卒業
村田 言恵
KOTOE
MURATA
学生のみなさんへのメッセージ
「見る人、使う人の心が豊かになるように」という思いを込めて、
器やオブジェなどの陶芸作品を制作しています。
私は大学院終了後に福祉の仕事に2年従事し、2019年に退職して自分の作業場を作りました。
まだまだ作家としてはスタートしたばかりですが、大学時代からのたくさんのご縁で
活動する場を頂くことができています。
私は子どもの頃から何かを作ることが大好きでした。大学で陶芸と出会ってからは、
陶芸の魅力にどんどん引き込まれ、ずっと大学で制作をしているような学生でした。
制作は大好きでしたが、作家として生活していくことはイメージできておらず、
就職して、働きながら少しずつ制作を続けていこうと考えました。
そこで、障がい者の芸術活動支援という興味のある仕事に就こうと、就職しました。
そこでは障がい者の日中活動の一環として陶芸を行う環境を整えることから、
日常生活介助までいろんなことをしていました。
福祉の大切さ難しさを含め、多くのことを学ぶことが出来た時間はたいへん有意義でしたが、
その中で、やはりもっと制作がしたい、作り手でありたいという意識が強くなり、
制作活動に重きを置く生活をすることを選びました。
現在に至るまで、私はたくさんの人の縁に恵まれてきました。そのおかげで陶芸を続けることが
叶っています。なので、感謝の心を忘れずに今後も制作活動を続けていきたいと思っています。
学生のみなさんも人との出会いを大切に、未来に繋がる楽しい学びの時をもてれば良いと思います。

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