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(株)共栄電気炉製作所 勤務

平成24年度(2012年度)  学部卒業

板屋 成美

NARUMI

ITAYA

学生のみなさんへのメッセージ

制作を続けていくための道は人それぞれにあり、内容も実に様々です。
私の場合は、会社員として働きながら作家活動を続けるという道を選択しました。
この選択をしている理由としては、まず単純に経済面での安定が自身の作家活動において必要であった
ことが挙げられます。次に、会社の中に身を置くことで自分の視座を高め、精神的に成長したいと考えたからです。


私は現在、(株)共栄電気炉制作所に勤務しながら作家活動を続けています。
仕事内容は受注・発注や書類作成といった一般事務や広告の作成です。
様々なステークホルダーやルールの下、段取り良く仕事を進めることや、効果的な発信の方法等、日々
意識しています。
面倒な事もありますが、多くの人と関わるので考え方の幅はぐっと広がりました。また、事務作業での気遣いは作家活動の方面にだいぶ生かされていると感じます。


制作に関しては帰宅後に制作をすることになるため、学生時代に比べると時間の確保が難しくなりましたが、細かくスケジュール管理をすることで展覧会やコンペへの参加は可能です。
幸運なことに会社や上司は私の作家活動に理解があり、積極的に応援してくれています。今は自分の選
択した環境の中で最大限の活動をするために、目の前の仕事に集中して取り組むことを続けています。

 

二足の草鞋を履いているという点で悩みや焦りが全く無いと言えば嘘になりますが、〇〇の道しかな
い!ということはありません。自分のスタンス・人生で大切にしたいことを考え、その都度選択をしていけばいいと思います。また、どんな状況を選択したとしてもそこから学べることが必ずあるはずなので、視野を狭めることなく物事に取り組む姿勢を大切にしてください。

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