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美術作家

平成24年度(2012年度)   修士課程修了

堀江 たくみ

​Takumi

​Horie

学生のみなさんへのメッセージ

関西の私大から金沢美大の院に進学し、修了後は私大へ戻り助手として4年間勤務していました。

助手を退任してから少しして、美大の知り合いにシェアハウス兼アトリエに誘われ、また金沢に移りました。今は金沢市にある陶芸教室で実技指導のスタッフをしながら、空いた時間にその教室と自宅の部屋で制作しながら暮らしています。

 

漫画やアニメイラストといったキャラクターカルチャーから得たイメージと陶芸を組み合わせる作風になったのは、美大を修了して数年経ってからです。それは、今まで自分に影響を与えてきたものをジャンル関係なく思い返していった結果、自然と生まれたものでした。学生の頃は、自分にとって何のために陶芸という技法を使って美術を学んでいるのか、まだはっきりとわかっていない状態でした。この作風になってようやく、頭の中で自分なりの目的意識というか、筋のようなものが一本つながったような気がしています。

 

自分が生み出す作品に対しては、誰よりも自分が一番好きな人でありたいです。素朴にそう思い続けることが出来るためにも、技術や知識の研鑽が日々必要なのであり、そしてそのモチベーションを保つための一つとして、横のつながりであったりオルタナティブな場所というのが、その時その時で重要になってくるのだと思います。

 

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